大好きなヨガスタジオが、新型コロナのあおりを受けてクローズ。
でも、最後のレッスンで「執着」と手放すことに気づけたのです。
ヨガ大好き、瞑想指導スペシャリストを目指してるayaです。
私の日常であり、かけがえのない時間を過ごした、ヨガスタジオ「クラヨガ」が閉鎖することになりました。
そのクラヨガがオープンしたのは8年前の5月のこと。
その前に別のヨガスタジオに通っていてそこで出会ったのがN先生。アシュタンガヨガを教えてもらっていたお気に入りの先生です。
N先生のクラスは
- 筋肉の意識の仕方
- 身体の使い方
など、その日フォーカスするテーマが決まっています。
何気ない話が一つ一つのポーズの意識につながって、ピークポーズへ積み上げていくようなレッスン。
ガイドがうまいので、慣れたポーズなのに毎回発見があって、その都度ポーズが深まるのです。
どんどんヨガの面白さにはまり、ヨガの世界に引き込まれていきました。
そのN先生が仲間のヨガの先生たちと一緒に、オープンする事になったのが、愛するヨガスタジオ、クラヨガ。Kulaは仲間という意味です。
もちろん、速攻入会しました。残念ながら会員番号は2番でしたけど(笑)
それからまる8年・・8年ですよ。早いな~(汗)
本当に残念なことにコロナ感染の影響で、クラヨガがこの8月で閉鎖することになったのです。
大好きで失くしたくない・・それは「執着」
コロナのため、スポーツジム等が休館を余儀なくされて、クラヨガも休業。メンバーさんが退会され、通常営業の見通しが立たないまま。
残念ながら経営が立ち行かなくなったのでした。
楽しみにしていた8周年のお祝いイベントも開けず。
今日が最後のN先生のクラス。そう思うとその日は朝から気が重い私でした。
最後のクラスで知った大事なこと
それは私の大好きなN先生の最後のクラスでの出来事でした。
毎週木曜日の夜・・・
私と同じ、ヨガを愛する仲間が集う場所。
今日がいよいよ最後のレッスンだ。 絶対泣くわ・・ 悲しくてたまらない。
N先生が呼吸のガイドをしていく声も心なしか涙声になってきました。
目を閉じて呼吸を感じているのに 両方の目からぽろぽろ涙が止まらない・・・ わあ、まずい。鼻水も流れてきた
そして、そのあと先生の話に、ずっと学んできたことを忘れていたと気づかされたのでした。
何もないはすべてある
先生が言ったのは
- 「手放すこと」
- 「何にもない、空っぽの状態で何時もいること」
それがいちばん自由で、何でも入る最大のポテンシャルを秘めている
ということ。
- 毎週毎週通っていた自分の場所
- ここが大好き
- 一緒にヨガの練習を積んできた仲間が大好き
- ずっと一緒に練習したい
手放したくないという気持ち。それこそが、
「つかんで、所有して、執着する」事だったのです。
手放すことで、
そう、「大好き。離れたくない」は「エゴ」で「執着」だったのです。
最後のクラスでそれに気づかせてもらってほんとにありがたかった。
最後のクラスだったけど、最後じゃなくてはじまりだと思えたのです。
クラスの最後のマントラ、Ω(オーム)を唱えるころには、もう涙がすっかり乾いていました。
でも言わせてください。
大好きなこのスタジオは、ものすごく特別な伝説のヨガスタジオだったのです。
伝説のヨガスタジオ
8年前にそのスタジオを開いたのは5人のスペシャルなヨガの先生たちでした。そこにヨガを愛する人たちが集う場所になって・・。
スタジオのプログラムは様々な種類のヨガ。
などなど。
それぞれのヨガの道を進んできた先生が、それぞれの個性あるクラスを持っていました。
書き上げたヨガの名前。あなたはご存知ですか?
知ってるのもあれば聞いたことがないのもあるかもしれません。
ここでは、ふたつの伝統的なヨガ、アシュタンガヨガとシヴァナンダヨガを紹介しましょう。
アシュタンガヨガ
アシュタンガヨガというのは、インドの偉大なパタビ・ジョイス師(1915-2009)が、現代人にわかりやすいヨガとしてアレンジしたもの。
太陽礼拝から立位、座位、フィニッシングとポーズの順番が決まっていて、世界中のどこで習っても同じ動きをします。
視線の位置も、呼吸の回数もすべて決まっているんですよ。
ヨガの中ではかなりハードなもの。プライマリーといって、一連のポーズが決まっています。フルプライマリーを行うのに1時間以上かかります。
セカンドやサードプライマリーもあるけど、この辺になるとできる気がしないです(;’∀’)
一連の動きの間ずっと5カウントのウジャイ呼吸をしながら、ハードに動きます。
両足を肩にかけるとか、絶対無理だろ!そんなアーサナがいくつかあります(笑)
だけど、気がついたらあのポーズができてたという感じ。
同じポーズを繰り返すからこそ、自分の変化に気がつけるヨガなんです!
いつか私も、あのポーズやこのポーズができるようになりたい!
そんな一心で、シールシャアーサナ(肘と頭を使った逆立ちのポーズ)を、布団をクッション代わりにして毎晩練習したものでした。
最近はアシュタンガヨガの練習してないな~(‘Д’)
次はシヴァナンダヨガのこと。
シヴァナンダヨガ
シヴァナンダヨガは、西洋医学の医師だったスワミ シヴァーナンダ師(1887-1963)が作り上げたヨガのプログラムです。
弟子のスワミ・ヴィシュヌ デヴァーナンダ師(1927-1993)がアメリカにわたりヨガを伝えました。
全体のルーチンが決まっているのはアシュタンガヨガと同じです。
パワフルに動き続けるアシュタンガヨガと違い、ポーズのつどシャバーサナ(あおむけで脱力するポーズ)が入ります。
頭のてっぺんのから、順番に7つのチャクラを刺激する12のポーズを行います。
シヴァナンダのこと、ヨガアシュラムの先生のワークショップの体験を記事に詳しく書いています。
その他のヨガにも、軽く触れておきますね。
アロマヨガは、季節に合わせたいくつかのアロマオイルをアレンジ。その香りのなかで、ヨガのポーズに取り組んだり、思い切りリラックスしたり・・・。
ヴィンヤサフローは、呼吸に合わせて、ポーズからポーズへの移行を繊細に意識しながら動くヨガ。
こうした、レギュラークラス以外に、各種イベントがこのスタジオで行われました。
多くの先生やヨガ仲間とつながった各種イベント
シヴァナンダアシュラムの先生をはじめ、各地から素晴らしいヨガの先生や、アーユルヴェーダの先生を招いて、ここクラヨガで多くのワークショップが行われました。
私も、たくさん参加させてもらい、楽しみながら勉強させてました。
アーユルヴェーダワークショップの記事はこちらです。
突然ですが、あなたは、日常生活で逆立ちやりますか?
逆立ちも、ブリッジも大人になってからする人は、体操の選手くらいじゃないでしょうか。ヨガをしていたおかげでアラカンの私でも、逆立ちやブリッジができるんです!!
クラヨガのおかげで、ハンドスタンド(逆立ち)が好きになりました。
固定概念をはずし、練習を続けることの意味
ずっと通っていたN先生のオープンクラス。
これは、参加してる生徒さんのレベルに合わせながら、今日意識する身体の使い方など、自由にテーマを決めてする90分のクラスです。
先生がクラスで頻繁にやるのがハンドスタンド、いわゆる逆立ち。
もちろん壁なしで自立できないので、壁を使って練習します。
- 壁から15センチから20センチ離れたところに両手を肩幅において
- 肩から腕のアライメントは、ダウンドックの時と同じ
- 肩甲骨を寄せて、腕の関節をしっかしさせ、肘は伸ばし
- 視線は壁の方を向く
- 蹴り上げる足はまっすぐに伸ばし
- 弾みをつけて蹴り上げ
- 壁に行こうとしないでまっすぐの軸を感じる
- 足指をしっかり開いて、両足をぴったりくっつけるようにする・・・
分かってはいても、最初は、逆立ちするのが恐怖なんですよね。
- 蹴り上げる足の膝が曲がって、ぴょんぴょんしちゃう
- どうしても真上でなくて、壁の方へ行こうとする
- 反り腰になって、バランスをとってしまう
思うようにならなかったけど、とにかく、壁があるところに行ったらハンドスタンド。
ずっと練習していくと、楽に蹴り上げまっすぐの軸を見つけて、ふっと止まる瞬間ができてきました。
もちろん、最後のレッスンでもハンドスタンドやりましたよ。
明日から、このスタジオに来なくても、ハンドスタンドの練習を続けてね。先生が笑って言いました。
ヨガの難しいポーズも、人生の難しい局面も、行きづらいなと思う時も。
淡々と練習です。
「なりたい未来」「なりたい自分」を描いて。
終わりは始まり。執着を手放すと叶うこと
この先、みんなそれぞれの場所をみつけ、たとえそれがマットの上でなくても、ヨガの練習を続けて行くのです。
同じ場所にいなくても、地球の上という同じ空間で(大きく出たな(笑))皆練習をしていると考えればつながってる。
コロナのせいで、失うものも多いけど、淘汰されて本物が残っていくという感覚ありますよね。
人との関連性もそう。オンラインが普及してから距離感が変わったと思いませんか?
オンラインを使えば自宅にいながらどんな先生の教えも選び放題。
私はブログを学ぶサロンと、瞑想指導者のグループに所属し、温かいエネルギー循環と学びにあふれた「場」を持っています。
ヨガと瞑想を手に入れた、最強の自分。この先どんなゴール設定をしてわくわく進んで行けるか。
執着を手放した先に、自分の夢を叶える道が開けていくんだなと感じています。
コメント
執着を手放す、、
まさに今私は、以前の環境に執着しているのではないかと気付かされたようにおもいます。
何もない空っぽの状態が怖くて、不安なことだと決めつけています。
心の癖をなおし、解き放たれたいです。