シヴァナンダヨガって知っていますか?
インドのシヴァナンダアシュラムの先生のWS体験をレポートします!
アシュタンガヨガ、アヌサラヨガ、ハタヨガ、そして、シヴァナンダヨガなど様々なヨガを経験して勉強中の、ブログ管理人のayaです。
6月の終わり、インドのシヴァナンダヨガアシュラムから、2人の先生が来日されました。
「シヴァナンダジャパンツアー」と称して、通訳の紀子さんとともに、シヴァナンダヨガを指導しながら日本各地を巡られるのです。
インドのシヴァナンダアシュラムで行われる学びを、日本で体験できるワークショップなのです。
ここでは、
- シヴァナンダアシュラムの先生のワークショップに参加するわけ
- シヴァナンダヨガとはどんなヨガなのかを、マントラや呼吸法、アーサナってどんな感じ?
について、シヴァナンダヨガワークショップに参加した感想と共にまとめてみました。
アロマヨガとか、ホットヨガとかヨガの種類もバラエティー豊かですが、伝統的なシヴァナンダヨガについて少しでもわかれば嬉しいです。
はじめに、なぜ私が、シヴァナンダヨガを練習し始めて、インドの先生のワークショップに参加している訳をお話しします。
シヴァナンダヨガワークショップに参加するようになったわけ
地元岡山でシヴァナンダジャパンツアーが開催されるのは、私が通っているヨガスタジオの直也先生のおかげです。
直也先生が、南インドにあるシヴァナンダヨガのアシュラムで学び、指導者の資格を取られたのが8年前。
先日は「アーユルヴェーダ」の企画もして下さって、私も参加しました。
この感想はこちらです。アーユルヴェーダとは何か?インドで学んだ先生のお話がすごかった!
インドのヨガアシュラムの主任指導者のサンディップ先生が岡山に来て下さるのもそのご縁があるからです。
先生方と一緒にジャパンツアーに回られている紀子さんが、また素敵なんです。
通訳の紀子さんのこと
サンディップ先生のガイドはもちろん英語。日本人の紀子さんが通訳してくれます。
紀子さんは、ご本人もアシュラムで学び、静岡でヨガの指導をされています。そしてアシュラムで学ぶ日本人のために同時通訳を長くされています。
ご本人曰く、先生の5倍しゃべる(笑)とか。
紀子さんの通訳を聞きたくて、毎年このイベントに通っている気がします。
私が説明するのはおこがましいですが、今まで学んできた範囲で、シヴァナンダヨガについてご紹介しましょう。
シヴァナンダヨガとは?
シヴァナンダヨガはインドの伝統的なヨガ。
シヴァナンダヨガの特徴は、
- 初めと終わりにマントラを唱える
- プラーナヤーマ(呼吸法)を行う
- チャクラを刺激する決まったアーサナを行う
- アーサナの間に必ずシャバアーサナでリラクゼーションを行う
こと。
それぞれについて、もう少し詳しくみていきましょう。
初めと終わりに行う、「マントラ」とはどんなものでしょう?
シヴァナンダヨガの2つのマントラ
シヴァナンダヨガでは、最初と最後にマントラを唱えます。マントラはサンスクリット語です。
シヴァナンダヨガの最初のマントラはDhyana Slokas(ガジャナナム)。
このマントラには、たくさんの神様の名前が出てくるんです。
普段は私欲や不浄にまみれている自分を、神様の名前のマントラを唱えることで浄化します。
終わりのマントラはMaha Mrityunjaya Mantra(トラヤンバカム)
自分の健康や長寿や富以外にも、世界の平和を祈願し生命を与える力強い神聖なマントラです。
皆の気持ちをひとつに合わせるという意味もあって、マントラの響きを聞き体の中に共鳴させると、とてもいいエネルギーが体の中を循環するのを感じます。
マントラの後は、2種類の呼吸法をします。
プラーナヤーマ
始めのマントラの後、2つのプラーナヤーマ(調気法)=呼吸法をします。カパラバティとアヌローマビローマという名前の呼吸法です。
呼吸法の時は指を、「チンムドラー」にして膝の上に置きます。
チンムードラは、写真のように親指と人差し指の腹を押し付けるようにし、後の3本の指は伸ばしておくもの。
親指は大いなる宇宙(神)、人差し指は自我とか自分。
「大いなる宇宙と自分を一つにつなげる」というような意味があるといいます。
カパラバーティ
ひとつめの呼吸法、カパラバティは、浄化の呼吸です。
「シュッ」と息を吐くときにお腹をへこませ、緩めた時に息が入ってくるように呼吸します。身体の中の息を全て入れ替え、頭の中がリフレッシュされ、冴えてきます。
カバラは頭蓋、バティは輝き・知識を意味します。
今回のワークショップでは、1クール当たり50回ほどカパラバティを行い、止息(しそく=息を止めること)を40秒から1分する。を3回ほど繰り返しました。
アヌローマビローマ
2つ目の調気法のアヌローマビローマは片鼻交互呼吸という呼吸法。
右手を写真のようにビシュヌムードラという指の形を取ります。
親指で右鼻、薬指で左の鼻を交互に抑え、「息を吸う、止める、吐く」を交互に行ないます。
マントラ、プラーナヤーマに続いて、いよいよアーサナ(ポーズ)を行っていきます。
シヴァナンダヨガのアーサナの特徴
2つの呼吸法が終わると、シャバアーサナでリラックスしてから、アーサナの練習に入っていきます。
初めは太陽礼拝。太陽礼拝は準備運動の位置づけで、シヴァナンダの12のアーサナ(ポーズ)に入るための準備なんです。
太陽礼拝を無心に繰り返すこと10セット?20セット?
身体が熱くなって、じっとり汗ばんで、ただただ動きに集中していきました。
シヴァナンダヨガのアーサナ流れ
12のアーサナはいつも決まっていて、12のアーサナの合間に必ず毎回シャバアーサナをします。
緊張と弛緩を繰り返すなかで、何度も行うシャバアーサナの感覚が深まっていくんですね。
12のアーサナは、頭のてっぺんから下へ順番に、全部で7つある「チャクラ」を刺激する流れになっています。
チャクラというのは体の中にあるエネルギーセンターだといわれています。
シヴァナンダの基本の12のポーズは以下の通りです。
- 頭立ちのポーズ (シールシャアーサナ)
- 肩立ちのポーズ (サルワンガアーサナ)
- 鋤(すき)のポーズ (ハラアーサナ)
- 魚のポーズ (マツヤアーサナ)
- 前屈 (パスタモッターナ)
- 後屈 (ブジャンガアーサナ)
- 後屈 バッタのポーズ (シャラバアーサナ)
- 後屈 (ダヌラアーサナ)
- ねじりのポーズ (マッツェンドラアーサナ)
- アームザランス (カカアーサナ)
- 前屈 (ウッターナアーサナ)
- 三角のポーズ (トリコーナーサナ)
各ポーズはアレンジが加わることもあります。
ポーズがどれだけうまくできるかが問題ではなくて、「自分の一番最高のところまでやろうとする」のが大事なんです!
全てのポーズを、体と対話して練習をしました。最後のシャバアーサナは、究極のリラックスの時間でした。
終わりに
私が、今まで練習してきたこと、ワークショップを受けて感じたことをもとに、
- シヴァナンダヨガワークショップに参加するようになったわけ
- シヴァナンダヨガとはどんなヨガ?
- シヴァナンダヨガの2つのマントラ
- プラーナヤーマ
- シヴァナンダヨガのアーサナの特徴
についてお話してきました。不十分なところもあるかもしれませんが、シヴァナンダヨガについて少しお分かりいただけたでしょうか?
シヴァナンダアシュラムやアーユルヴェーダの話に触れる度に、だんだんインドに興味がわいています。
先生になるためのTTCやアーユルヴェーダを学ぶコースもあり、短期間宿泊して体験することもできるようです。
けれど、インドやタイのアシュラムでTTC(シヴァナンダヨガの指導者養成コース)を受けた友人をたくさん知っています。
みなさん、人生が変わったというか、本来のその人らしさを見つけてきたように見えるんです。
仕事をリタイアした来年、ひょっとしたら「インドに呼ばれるタイミング」が来るかもと感じています。
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