夏バテを解消、体を元気にするローフード
ローフードって何?
ローフードとはロー(raw=生の)フード(食べ物)の意味です
自然の食材を生のまま丸ごと食べること、加熱は48度以下にし、生きたビタミン・ミネラル・食物酵素を取り入れる食スタイルのことです。
人間の体内にはもともと酵素があり、消化酵素と代謝酵素です。消化酵素は、食べたものを消化するため分泌されます。たとえば、アミラーゼ、ペプシン、リパーゼなどです。
もうひとつが代謝酵素です。生きていくために必要な活動、呼吸、血液を流し、毒素を排泄し、栄養を取り込み、ホルモンを分泌する・・・その全ての働きは代謝酵素が関係しています。
消化に時間のかかる食べ物は実は体に負担をかけています
現代の食事は、欧米食が増え、肉類、加工食品、乳製品、お菓子、などを食べることが多くなりました。これらの食事が多い方は、消化酵素をたくさん使うため、代謝酵素に使う分が少なくなります。そうすると、代謝が低下し、疲れ、眠い、風邪をひきやすい、肩こり、頭痛、体調不良、そして病気が発症します。
夏バテだから栄養のあるものをと、がっつり焼肉を食べようなどと考えてしまいますが、消化にかかる時間は、胃の中で約3〜5時間、小腸の中で約5〜8時間、胃に食べ物が入り、肛門から排泄されるまで約40時間かかると言われています。
食べ物によっても消化の時間は異なります。
- 果物は約40分
- 野菜は約2時間
- ご飯などの炭水化物は約8時間
- お肉は約12〜24時間かかります
お肉や魚を食べると消化のためにどんどん余分なエネルギーが使われてしまい、体に負担をかけているのです。
逆に、生の野菜・果物を多く食べると、消化するために体内の消化酵素はあまり必要としません。(野菜・果物にはそれ自身に食物酵素があるのです)
その結果体内では代謝酵素が十分に働き、代謝が盛んになります。毒素の排泄が盛んになることで、体調が良くなり、元気に活動できるといわれています
朝はフルーツスムージーまたはフルーツモーニングを
昼、夕は最初に多めのサラダをたっぷり。その後おなかを満たす程度に好きなものを食べますができるだけ旬の野菜をしっかり食べましょう。夏野菜には夏にこそ特に必要な栄養素(例えばカリウムやビタミンCなど)が沢山入っています。夏野菜とは、その名の通り夏に収穫のピークを迎える野菜のことです。厳しい暑さに耐えるため多くの水分を含み、緑、赤、紫など色鮮やかな皮で紫外線から身を守っているのが特徴。人間にとっても夏を乗り切るために必要な栄養素が詰まっているんですよ。
スムージーおすすめレシピ
細かくミキサーで砕くことで栄養素が効率的に吸収されます
- オレンジ、リンゴ、バナナ1/2、キウイなどお好みのフルーツ2~3種類
- 小松菜、ホウレンソウ、人参など(ミキサーにかけやすい大きさに切ります)
- ミキサーに水分の多いものから入れ、野菜は真ん中に入れ、残りのフルーツを入れます
- さらっとしたければ水または豆乳を(なくてもOK)
- メープルシロップ(お好みで)少々
- アボカドを最後に入れるとクリーミーになります
- ミキサーにかけて滑らかになれば出来上がり
フルーツモーニング
スムージーでは物足りなければ旬の果物を2~3種お好みで。お昼ご飯までにおなかがすいたらその都度、フルーツを食べましょう。
夏が旬の野菜を楽しく簡単に食べよう
いんげん、えだまめ オクラ、かぼちゃ キャベツ、きゅうり、しそ、しし唐、とまと、なす、ゴーヤ、にんにく、パプリカ、ピーマン、みょうがなど。電子レンジを使ったり、さっとゆでて鰹節やめんつゆをかけて食べたり。しそやみょうがは刻んで、薬味たっぷりのそうめんやシラス丼などはいかがですか?
ローフードを取り入れて、胃や腸を休め、夏を元気いっぱいに過ごしちゃいましょう
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