こんにちは、さんです。ご訪問ありがとうございます。
紅葉が美しい場所がたくさんある京都ですが、以前、京都に住む友人のお勧めで訪れた、瑠璃光院はもみじの紅葉がとってもきれいでした。
叡電の終点から5分ほど歩いたところに、ほんとにひっそりとあるお寺。書院2階の黒塗りの天板に広い庭の赤く燃える楓が映りこみ息をのむ美しさ・・・
その時は知る人ぞ知る隠れ家スポットだったけど、最近はインスタ映えと称して多くの人がアップするものでかなり有名になっています。中心部から離れていることや拝観できる期間が限られているのですが、見る価値ありだと思いますよ。個人的にはあんまり有名になりすぎると嫌なんですけど~(笑)
アクセスに利用する叡電の沿線には見どころもいっぱい。この秋ぜひ行ってみませんか?そうそう、春の時期の青もみじも心洗われる色彩です。春、秋両方制覇するのもいいですね!
瑠璃光院基本情報
営業時間:10:00~16:30
拝観料:2,000円(学生1,000円)
拝観:春と秋の特別公開期間のみ
(2018年4月15日(日)~6月15日(金)、10月1日(土)~12月4日(日))
瑠璃光院へのアクセス
瑠璃光院の行き方は、乗り換えがあるけど電車の利用のほうがが渋滞知らず。そして叡電は対象14年開業の歴史ある電車。レトロな洛北の電車旅は15分ほど。楽しめますよ。そういえば叡電の沿線に名前も忘れた元カレが住んでいました・・・(懐かしい・・)
電車
京都駅からのアクセスでは、
JR「京都駅」→JR奈良線「東福寺駅」乗換、京阪本線(鴨東線)「東福寺駅」→「出町柳駅」乗換、叡山電車本線「出町柳駅」→「八瀬比叡山口駅」下車→徒歩約5分
叡電ホームページ
バス
・京都市バス5系統、京都バス17系統・23系統「八瀬駅前」バス停下車、徒歩約7分
マイカー
専用の駐車場がないのでマイカーは避けたほうがいいですよ。
お寺の歴史
お寺といっても数寄屋造りの閑静なお屋敷。瑠璃光院の歴史をちょっとご紹介します。
瑠璃光院(るりこういん)は、京都市左京区上高野にある寺院。岐阜市に本坊を置く「浄土真宗無量寿山光明寺」の支院で、本尊は阿弥陀如来さま。
瑠璃光院がある場所は、高野川の上流に位置する八瀬。癒しの地として平安時代から貴族たちに愛されたところなんです。
地名の八瀬(やせ)は、壬申の乱(じんしんのらん、672年)で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が「かま風呂」で傷を癒されたことに由来。その「八瀬のかま風呂」を瑠璃光院で見学できます。風呂というより、元祖サウナという感じ。
建物はもともと実業家・政治家の田中源太郎の別荘として造営されたものですが、料亭になり、その後寺院にあらためられたもの。
大正末期から昭和初期に大改修が行われた数寄屋建築で、数年前に無量寿山光明寺【むりょうじゅさんこうみょうじ】の京都本坊「瑠璃光院」として庭園も再整備されました。約12,000坪の敷地には自然を借景とした名庭が広がっています。12,000坪って、全く想像できません・・・
紅葉の見どころ
瑠璃光院の見どころは庭園。「瑠璃の庭」をはじめ、「臥龍(がりょう)の庭」、「山露路の庭(やまろじのにわ)」とそれぞれに特徴を持った庭園」で建物、自然、庭園が調和した美しい景色です。個々の庭を見れば他を見なくてもいいといわれるほど。この、自然を借景とした庭園は造園家としては超一流の「佐野藤右衛門(さのとうえもん)一統」の作です。
建物は、京数寄屋造りの名人と称される棟梁の中村外二(なかむらそとじ)が建築にあたった、240坪の数寄屋造り。その書院2階から見下ろす瑠璃の庭。
記事の始めに紹介した黒塗りの机に映り込むもみじはインスタ映えの人気の構図です。
見てください、春の青もみじもなんて美しいのでしょう!
混雑を避ける方法
チケットの販売開始は毎朝9:00から。スムーズにチケットを買いたいなら、なるべく開門時間の30分前には到着しておくのがおすすめ!
瑠璃光院の建物自体はそれほど大きくない為、入場制限を行っています。一回の入場者数は約30名。入替式ではないので、後になればなるほど入場が遅くなります。開門時間を過ぎた頃だと、時期によっては100人〜300人もの行列ができることもあるとか(泣)。
休日でなければ多少混雑が回避できます。平日に休みが取れる人はチャンスですので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
お抹茶や写経
書院の一階へ降りるともみじとともに瑠璃の庭の苔の緑を楽しむことができます。庭を眺めながらお抹茶(800円)をいただくこともできます。
足を延ばして
叡山電鉄には詩仙堂や圓光寺と言った名勝に行くことが出来るので時間があれば一緒に訪れてみましょう。
叡山ケーブルに乗り継いで山頂にある、ガーデンミュージアム比叡もおすすめ。
山頂からバスを乗り継げば比叡山延暦寺へ足を延ばすこともできますよ。
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