1年近く会っていなかった京都の大親友からメールが来たのは12月の初めでした。
そのメールはこちら。
ぜひ来てください!待ってます‼
彼女とは、20年近いお付き合いです。世界各地を旅して、いくつになっても学び続ける私の人生の師ともいえる人。
10年近く前に京都に引っ越していってからも、私が京都に行くと美味しくておすすめのお店を見つけて案内してくれるのです。
そんな彼女の誘いとあっては、何をおいても行くしかない!ということでさっそく京都でおいしいイタリアンのランチを食べてきました。
お店は京都の中京区烏丸御池から歩いてすぐの場所にありました。
京都のミシュラン2018に掲載されたお店トラットリアサルティンバンコ
今回行ったのは、トラットリアサルティンバンコというお店。ミシュランガイド京都2018に掲載されたお店だったということは後で知りました。
お昼のランチメニューは、パスタランチ、Aランチ、Bランチの3種類。
無農薬ベビーリーフのサラダ
パスタ(チョイス)
パン
※食後の飲み物、ドルチェはそれぞれ+300円
※パンがご不要の場合は100円引き
前菜の盛り合わせ
本日のパスタ(チョイス)
ドルチェ
コーヒー,パン
前菜の盛り合わせ
シェフおすすめパスタ
旬の魚介を使ったリゾット
お肉料理
ドルチェ
コーヒー,パン
せっかくの友達デート、ということで、私たちが選んだのはBランチでした。
イタリアンのコース料理がコスパ良すぎ
それでは、それぞれのお料理を紹介していきますね。
料理名がまちがっていたらごめんなさい。説明のつどメモをしようとしたのですが、あまりに多すぎて、一部書ききれませんでした( ..)φメモメモ
前菜は地方から取り寄せた厳選素材を使った10品
真ん中にあるグラスは聖護院大根のスープ。そして、正面から時計回りに、
ざっと数えてこれだけで13種の野菜が使われています。
ポルチーニ茸のムースは口に入れるととろんととけて、ポルチーニの香りが鼻に抜けていきました。最初のこのひと口目からお料理に惹きこまれてしまいました。
ミシュランガイドに載る理由が分かる楽しい前菜
オムレツのキャベツのシャキシャキとした歯ごたえ。
九条ネギのサクレは、サクっとかむと中から香ばしいネギの風味がじゅわっと染み出る。
真鯛のカルパッチョに添えられた自家製レモンソルトは、これ以上ないほど鯛とマッチしています。レモンソルトはオンラインで購入できるようですよ。(後述するホームページを参照ください)
つぶつぶが可愛く並んだスナップエンドウは軽い塩味で歯ごたえを楽しめるし、ピクルスもレモン煮も、素材の味を壊さないようにせんさいな味付けがされています。
思わずうなったのはカプレーゼのミニトマト。和歌山の優糖星(ゆうとうせい)というミニトマトで濃厚な甘さでした。
焼きたてのフランスパンと、フレッシュな香りのエキストラバージンオリーブオイルもあったのですが、写真を撮る前に完食してしまいました。前菜だけで話が終わらなくなりそうなので、次の一品のご紹介にうつりますね。
旬の魚介を使ったリゾット
今回のリゾットは、ズワイガニのリゾットでした。
兵庫県香住のズワイガニと、大きめに切った人参、グリーンピースが入って、たっぷりのカニの身、人参もグリーンピースも主張しすぎず、そしてカニの味に負けない存在感。
シェフおすすめのパスタ
写真が少しピンボケでごめんなさい。
今回は北海道産の鱈を使ったトマトソースのパスタ、ルッコラ添え。
鱈がトマトとベストマッチ。青々としたルッコラの葉とトマトの赤い色のコントラスト。何より、トマトソースのふくよかな甘みがとってもおいしくてしあわせな一皿です。
程よくお腹が満たされてきたころ、本日のメインのお肉料理が運ばれてきました。
イタリアンランチのメインは赤身のお肉料理
赤身のお肉は、宮崎の尾崎さんが育てたその名も「尾崎牛」。ソースは、名前の通り緑のソースという意味の「サルサベルデ」。赤いお皿にお肉とソースが再び食欲を引き出してくれます。
添えられているのは、菜の花、カリフラワー、菊芋のチップス。
とにかく、このお肉、柔らかくて、噛むとお肉そのものの味がものすご~~くおいしい。ずっと噛んでいたいと思ったほど。そしてサルサベルデソースとの相性が最高。(美味しいと最高しか思いつかないボキャブラリーのなさがくやしいです)
もちろん添えられた野菜たちもそれぞれに美味しくて、食べるたびに歯ごたえや味の変化を楽しめました。
もう、お腹がいっぱいでデザートはむり?と思っていたら、ドルチェのお皿が運ばれてきました。
究極のデザート
ドルチェは、エスプレッソのプリン栗スープ。コーヒーの香り立つ、ムースのような滑らかなプリンが、栗たっぷりのソースに浮かんでいます。上にはシロップ漬けの栗ものせられて。
お腹いっぱいだと思っていたのに、胃の中にシュッとすき間ができたように食欲が再登場。
(私にはいつもデザートが入る余裕がある=ケーキは別腹)とはこのことですね。
食後のコーヒーを飲みながら、プリンをひとさじずつ味わって食べ、最後に、お皿に残った栗スープをなめたい気持ちをぐっと抑えてごちそうさま。
私も友人も大満足。さすがミシュランガイド2018に選ばれただけあります。そして、シェフとフロアのスタッフの方のやさしい心づかいも、満足の一因でした。
京都ミシュランに選ばれるお店の雰囲気
料理もさることながら、素晴らしいのはお店の方のホスピタリティ。最高の笑顔でお迎えしてくださり、コートを預かるときも、バックを置くときもとてもタイミングがいい。
シェフがにこにこして出てこられ、あいさつをされました。帰り際に記念写真をお願いしたら、快く承諾してくださいました。
ミシュランガイドビブルマンとは
ミシュランガイドで、星はつかないけど、安くてコスパがいいおすすめのお店ということ。「くいしんぼう」といった意味の「Gourmand」に由来します。
ミシュランガイド京都2018でビブグルマンに選ばれたのは、サルティンバンコを含め6店舗。イタリアンの激戦地の京都で、この評価は素晴らしいですね。
トラットリアサルティンバンコの情報
トラットリアサルティンバンコ
ホープページhttp://saltinbanco.jp/index.html
(HPより引用)
シェフから皆さまへ
“素材が喜ぶ料理”をモットーにイタリア料理の枠を超えた自分らしい料理を作り続けていければと思っています。いつもお世話になっている農家や生産者の方々の自信作である素材を料理できる喜びが客席まで届きます様に!感謝!!
京都市中京区押小路通両替町西入ル金吹町460 ベルメゾン1F
予約・問い合わせ/TEL. 075-213-5046 FAX. 075-213-5046
テーブル22席、カウンター4席
営業時間
ランチ
平日 11:30~14:00(last order)
土曜・日曜・祝日 12:00~14:30(last order)
ディナー
コースメニュー 18:00~20:30(last order)
ア・ラ・カルトメニュー 18:00~22:00(last order)定休日:毎週月曜日、第3火曜日
地図はこちら
まとめ
友人の「美味しいイタリアン」の誘いに乗って訪れた、京都のトラットリアサルティンバンコは、アットホームで落ち着けるお店でした。
なにより使っている素材にとことんこだわって、調理に工夫があり生産者さんの顔が見えるお料理。
シェフの澤田さんが「野菜の達人」と呼ばれていることに納得です。
澤田シェフ、ごちそうさまでした。
コメント
流石、どれも美味で、何度も通いたいお店です❗素材の味を生かして、本当に感心しました❗
林どじこさん、コメントをありがとうございます。サルティンバンコで食事をされたことがあるんですね。
料理をする人が、生産者の思いを、食べる人へ伝える橋渡しの役目をしていると感じました。
こんな素晴らしいレストラン、近くにあって、うらやましいです。