
カピオラニ公園
「〇〇する予定」に、現在形と現在進行形があるのはなぜ?
現在形と現在進行形の違いって何?
50代から英語学習を始めて5年目の、ブログ管理人のayaです。
英語を習い始めてすぐに、現在形と、現在進行形を習いますよね。ふたつの違いが分かってるようで、意外と分かっていなかった私。
例えば、
- 明日の夜映画を見に行きます。
- 映画は9時から始まります。
これは、現在進行形で表現するのですが、
こちらは、現在形で表現します。
なんで~?どう違うの?・・と混乱した私。
現在形と現在進行形ってどう違うのか、頭の中を整理するためにこの記事を書きました。
この記事では、
- 現在形で表現するもの
- 現在進行形で表すもの
- 現在進行形にできない動詞
また、
についてもまとめてみました。
例文をたくさん載せたので、私みたいに「あれ、どうだったかな?」と疑問を持ったあなたにも、役立てばうれしいです!!
現在形と現在進行形の違いその1:現在形を使うもの
現在形を使うのは、以下の4つの場合です。
- 恒常的なこと
- 一定期間変わらないもの
- スケジュール化したもの
- 時刻表などに定められたもの
それぞれ詳しく見ていきましょう。
恒常的なこと
今の状態が恒常的なこと・・恒常性って、つまり、ずっと変わらない事柄。
たとえば、
私は日本人です。
I‘m Japanese.
彼は私のお兄さんです。
He is my brother.

「お兄ちゃん」はずっと、何があってもお兄ちゃんですよね。
これらの例文でもわかるように、恒常的なことは現在形で表現します。
次をみてみましょう。
一定期間変わらないもの
次は、将来変わるかもしれないけど、一定の期間変わらないこと。
これも現在形を使います。
例えば、
私の友達は看護師です。
My friend is a nurse.
彼女は東京に住んでいます。
She lives in Tokyo.

人ごみに疲れて、東京から田舎に引っ越すかもしれません。(笑)
まあ先のことはわからないもんです・・・一定の期間はそうだということは、現在形で表現するんですね。
また、定期的にしていることや、スケジュールに決められたものも、現在形で現します。
定期的にしていること
またまた、例文をみていきましょう。
午前中に約束があります。
I have an appointment in the morning.
毎週水曜日には英語教室に行きます。
I go to English class every Wednesday.
毎日朝、犬の散歩をします。
I walk the dog every morning.

時刻表にに定められた、電車や飛行機、映画なども現在形を使いますよ。
時刻表などタイムスケジュールに定まったもの
カナダ行き142便は2時に飛び立ちます。
Fright 142 to Canada takes off at 2p.m.
映画は午後9時に始まります。
The movie starts at 9:00p.m.
それでは、次に現在進行形で表現することについてみていきますよ。
現在形と現在進行形の違いその2:現在進行形を使うもの

I’m eating ice cream.
現在進行形を使うのは、これら4つの表現です。
- 今まさに、あることをしている
- 一次的な状況を表すとき
- やるつもり、やろうと思ってること
- 予定していること
それぞれ、例文をみてみましょう。
今まさにあることをしている
これは現在進行形の良くある表現ですよね。
私は今、スパゲッティを食べています。
I‘m eating spaghetti.
彼は散歩しています。
He is taking a walk.
つぎは、恒常的な状態とは反対の、一時的な状態の表現をみていきましょう。
一時的な状況を表すとき
一時的な状況というと、今この時期はそうだという表現ですね。
彼は医大に入るために準備しています。
He is preparing for his medical school.
私は英検2級の合格のために勉強しています。
I’m studying to pass Eiken Level2.

そのお話はこちらです。英検を大人が受験!英検とは?何級を選べばいいの?アラカンの英語学習
英検を大人が受験!英検とは?何級を選べばいいの?アラカンの英語学習
スミマセン・・話が脱線しました。続けますね。(;^ω^)
やるつもり、やろうと思ってること
スケジュールに組み込まれているというより、「こうしようと思っていること」「〇〇するつもりのこと」は、現在進行形で表現します。
兄は友達の家をたずねるつもりです。
My brother is visiting his friend.
両親が田舎から週末やってきます。
My parents are arriving from out of town this weekend.
次に行ってみましょう!
予定していること
誰かと出かけるとか、旅行に行くような予定も、現在進行形を使います。
圭と私は今夜映画を見に行きます。
Kei and I are watching movie tonight.
来年の3月にカナダに行きます。
I‘m going to go to Canada next March.

いつか、スペインに行きたいなあ。だと、
I want to go to Spain someday.
となりますね。
ところで、現在進行形として普通は使わない動詞があるのをご存知ですか?
現在進行形にできない動詞とは

I love beach!
動詞の中には、進行形「〇〇ing」の形で使わないものがあるってご存知でしたか?
進行形では使用されない動詞とは、どんなものなのでしょう?
それは、
- 感情
- 感覚
- コミュニケーション
- 考えや心情
を表す動詞です。
それってなにと思っちゃいますよね。では、具体例をみてみましょう。
感情(feeling)を表す動詞
感情を表すというのは、「好きだと思う」とか「嫌う」などの気持ちを表す動詞です。
- hate 嫌い
- like 好き
- love 愛している
- prefer 好む
- want 欲する
- wish 願う
感覚(senses)を表す動詞
- appear と思う
- feel と思う
- hear 聞く
- see 見る
- seem と思う
- smell 匂う
- sound 聞こえる
- taste 味がする
コミュニケーション(communication)を表す動詞
- agree 同意する
- deny 否定する
- disagree 反対する
- mean 意味する、~するつもりである
- promise 約束する
- satisfy 満足する
- surprise 驚く
考え・心情(thinking)
- believe 信じる
- imagine イメージする
- know 知ってる
- realize だと思う
- recognize 気づく
- remember 覚えている
- understand 理解する
これらの動詞が、現在進行形で使えないというのは、なぜなんでしょう?
たとえば I liking Apple. や、 I having a bag. とは言いません。

「感じる」「~だと思う」などの感覚、「約束する」「信じる」なども同じです。進行形にはならないと覚えておいてくださいね。
では最後にもう一度振り返っておきましょう。
現在形と現在進行形の違いまとめ
現在形と現在進行形の違いについてみてきました。ここまで書いてきたことをまとめると、
- 恒常的なこと
- 一定期間変わらないもの
- 定期的にしていること
- 時刻表などに定まったもの
- 今まさにあることをしている
- 一次的な状況を表すとき
- やるつもり、やろうと思ってること
- 予定していること
- 感情(feeling)を表す動詞
- 感覚(senses)を表す動詞
- コミュニケーション(communication)を表す動詞
- 考え・心情(thinking)
以上です。
英語には、現在、過去、未来の「時制」があり、それに、進行形や、完了形も加わります。
日本語なら難なく使い分けているのに、頭で考えすぎると難しいものです。

がんばるぞ~えいえいお~(←古っ!!)
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