そうなんです!
また、
知ってました??
また、
変更されることが決まりました。
この記事では、
- 体育の日が制定された歴史
- そもそも国民の祝日っていつ決まったの
- 2020年の東京オリンピックの年だけの祝日の変更
について詳しくお伝えしますね。
え~?そんなの知らなかった~。って思ってるあなた!これを読めばスッキリですよ!
2020年から「体育の日」は「スポーツの日」に変更
2018年6月13日の衆議院本会議で、
という内容の改正法案が、可決されました。
体育というのは、「体を成長・発達させるための教育。そしてそのための技術・知識を習得させる教科。」というニュアンスが強かったのです。
時代の変化に合わせ、教育的な意味合いの強い、「体育」から「スポーツ」という言葉に改める。ということになったんです。
スポーツという言葉の意味を調べてみると・・・
スポーツとは、一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体運動のことである。ただし身体運動が主ではない場合でも、マインドスポーツやモータースポーツなどのように、少しでも身体運動を伴った競技性のある活動をある種の”スポーツ”として認めるように主張されることもある。(ウィキペディア)
つまり、「教育的に」身体を発達させる発想から、
みんな身体を動かして競ったり、楽しんで健康づくりをして楽しみましょう!というスタンスに変わったという感じですね。
なんだかいい感じと思いませんか?
さて、「体育の日」が「スポーツの日」に変わる理由はわかったのですが、そもそも「体育の日」ってなぜ定められたのでしょうか?その由来を見ていきましょう。
体育の日って何の日?
体育の日についてお話しする前に、まず「国民の祝日」が決められていった経過からお話しします。
1948年(昭和23年)7月に「国民の祝日に関する法律」ができました。
この時に
- 「元日」
- 「成人の日」
- 「春分の日」
- 「天皇誕生日」
- 「憲法記念日」
- 「こどもの日」
- 「秋分の日」
- 「文化の日」
- 「勤労感謝の日」
の9日間が祝日に定められました。
その18年後の1966年(昭和41年)にはさらに、
- 「建国記念の日」
- 「敬老の日」
- 「体育の日」
これら3つが追加されて、祝日は12日になったのです。
体育の日は10月10日だった
体育の日とされた10月10日は、1964年に行われた東京オリンピックの開会式の日でした。
東京オリンピックにちなんで、「スポーツに親しみ、健康な心身を培う」ことを趣旨として定められたのですね。
ところで、1964年の大会を記念して定められた体育の日は10月10日。でも2020年東京オリンピックの開会式は7月24日・・・
1964年当時東京オリンピックの開会式は10月10日だったのに、なぜ2020年は真夏の時期に開催されるのでしょうか。
夏のオリンピックが真夏にある理由
夏季オリンピック開催期間を調べてみると、1932年ロサンゼルスオリンピックから2020年東京オリンピックまで、20回の夏季オリンピックのうちのほとんどが7、8月に開催されていました。
夏以外に開催されたオリンピックは、
- 1956年:メルボルン(11月22日から12月8日)
- 1964年:東京(10月10日~10月24日)
- 1968年:メキシコシティ(10月12日から10月27日)
- 1988年:ソウル(9月17日から10月2日)
- 2000年:シドニー(9月15日から10月1日)
の、5回だけだったのです。
それ以外のほとんどのオリンピックは、真夏に開催されています。
その理由は、「9月から新学期という国が多いこと」・・・・?
その本当の理由は「テレビの視聴率が影響するため。」なんです。
そう、秋は米国のプロスポーツや欧州のサッカーなどと競合するんです。
夏にオリンピックを開催するのは、
IOC(国際オリンピック委員会)の収入源である放映権料(ほうえいけんりょう)を支出するテレビ局の視聴率に影響が出るからだったのです。
楽しみな東京オリンピックではありますが、開催にむけて、猛暑対策以外も、エンブレムの盗作問題や、新国立競技場の建設費など解決しないといけない問題がたくさん。
手放しで喜んでばかりもいられない気もします。
話を体育の日にもどしましょう。私にとって、体育の日は10月10日というのが自然なんですが・・・いつからか体育の日は10月10日じゃなくなったんでしたっけ?
10月10日が体育の日じゃなくなったのは
10月10日だった、体育の日は第2月曜日に変わりました。
何故かというと、3連休を増やして、国民にしっかり観光やレジャーでお金を使ってもらおうという、ハッピーマンデーの制度ができたからなんです。
ハッピーマンデー制度は2000年(平成12年)から始まった制度。詳しく見ると・・
連休の日数を増やすことで観光業や運輸業などを活性化する目的で設けられました。
ハッピーマンデー制度により、この年から、成人の日が1月15日から1月第2月曜に、体育の日が10月第2月曜に変わりました。
2003年からは、
移動し、ハッピーマンデー制度に沿って3連休が増えたのです。
「体育の日」の名称が「スポーツの日」に変わるのは東京オリンピックの年、2020年からですが、この年の「スポーツの日」は日程も変わることになりました。
2020年東京オリンピックイヤーは祝日大移動
2018年6月13日の衆議院本会議で決まったのはスポーツの日っていう名前の変更だけではありません。
つまり、
開会式翌日の8月10日を山の日にして3連休になります。
オリンピック前後は各国の要人が入国、出国するので警備を強化したい。また東京都内の混雑を避けるためというのが理由。
東京オリンピックのために、「日本全国で休日を移動する」んですね~。
2020年の10月には祝日がなくなります。例年この時期に予定していたイベントや、宿泊客を見込んでいた各地の旅館などに影響があるとも。
影響といえば、オリンピック競技の暑さを避けるため、「夏の時間を2時間繰り上げるサマータイム」を2019年と2020年の2年だけ導入するとか。これも相当波紋を呼びそうですね。
さいごにまとめておきましょう。
まとめ
体育の日がスポーツの日に変わる理由について、日本の祝日制度や東京オリンピックにむけて変わることも織り交ぜてお話してきました。
- 体育の日は2020年からスポーツの日という名称に変わります
- 教育的な意味合いの強い「体育」から「スポーツ」という言葉に改めるということ
また、
- 2020年に限り、7月23日が海の日、7月24日がスポーツの日、8月10日が山の日になります
2020年はカレンダーとにらめっこしないと、混乱しそうですね。
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