身近な人の葬儀は、人生で何回も経験するものではありません。
臨終を迎え、葬儀をするまでその流れはどういう風にすすむのかご存知の方は多くないでしょう。

普段知人の葬儀に参列する場合でも、葬儀に参列し、読経を聞いて焼香後、お見送りをする部分しか知りませんよね。

いざ、身近な人が亡くなった時、喪主あるいは喪主に近い人は、決めなければならないことや、判断を求められることがたくさんあります。


最近、長く病院で療養していた義母がなくなり、喪主側として葬儀を経験しました。経験してわかったことや、調べたことを記事にしたので、良かったら参考にしてください。

わが家の葬儀は葬儀社の会場を使って行った真言式の葬儀です。宗教や宗派により異なるものですので一例としてお読みください。



臨終から葬儀までの流れ

亡くなってから葬儀が終わるまではだいたい、3日~4日かかります。大まかな日程は以下のようになります。

臨終当日

  • 臨終、死亡診断、(退院)移送、安置、枕飾りの設営
  • 喪主の決定、宗教者への連絡、診断書の提出(火葬手配)
  • 葬儀社との打ち合わせ
  • 翌日または翌々日

  • 湯かん・納棺、通夜式
  • 葬儀当日

  • 葬儀準備、立飯、葬儀・告別式
  • 火葬、骨あげ、仕上げ、初七日、精進落とし

  • 臨終から葬儀が終わるまでの流れを説明しましたが、ここからそれぞれの内容について細かな内容をご紹介していきます。

    臨終の当日

    いよいよ最期が近づくと病院(施設など)から親族に連絡があります。
    そういう時に誰に連絡すべきか、事前に親族や(もし可能なら本人に)確認しておけば悔いが残らないかもしれません。

    病院で最後の時を迎え、主治医が臨終を確認すると遺体を葬儀場または自宅へ移送することになります。

    亡くなったら2時間以内には希望する場所に搬送し、安置することになるので、葬儀をどこでするのか、決めておくと慌てません。もし自宅で葬儀をする場合でも搬送のため葬儀社に手配が必要です。

    葬儀社には多くの会社がありますが、葬儀が終わってからも供養や法要の仕方、手続きのことなど、気軽に相談できるところを選んでおくこほうがいいと思います。

    事前にどんな葬儀をするのか準備のためにも、いくつかの葬儀社に相談し、信頼できるところを決めておきましょう。

    Pezibear / Pixabay

    臨終後に看護師さんが、移送の時間までに、エンゼルケア(死後の処置)をします。

    義母の時には、身体を拭いて薄くお化粧をし、故人が好きだった優しいピンク色の着物を着せていただき、お気に入りの帯を締めてもらいました。不慮の事故などでなければ着替えを事前に用意するようにします。

    葬儀社へ搬送と安置

    会計で手続きをし、死亡診断書を受け取って、会計を済ませます。

    主治医や看護師さんたちに、お見送りをしていただき、移送の車と一緒に葬儀場へ。

    ここまでが亡くなってわずか2~3時間のことでした。悲しいと思う暇なくあれこれすることがあったという印象でした。

    葬儀の打合せ

    葬儀社に着くと、担当者の方の挨拶があり、控室に安置、すぐに別室で打合せが始まります。まずはお葬式の流れについて説明をうけます。死亡診断書を渡すと葬儀社の方が役所への届け出を代行し、埋葬許可、火葬の手配と進みます。

    いざ葬儀を行うとなると、さまざまな事柄を決めてかなければなりません。

    決めたことや準備内容はこれらです

    • 僧侶に連絡し、通夜と葬儀の日程を決める
    • 連絡が必要な人必要なら親しい友人などに連絡
    • 参列予定に合わせ葬儀の会場、祭壇を決める
    • ひつぎ、お骨いれを選ぶ
    • 湯かんと納棺(身体や髪を洗い清め、死化粧をし、死装束に着替え納棺)の日程
    • 会葬者への返礼品
    • 会葬礼状の文面
    • 故人の遺影の写真と背景、フレームデザインなど
    • 食事(通夜の食事、立飯(たちは)、仕上げ善の種類と必要な数
    • 通夜や告別式に来る人の名簿
    • 葬儀の際の親族の役割など



    翌日(または翌々日)

    湯かんと納棺

    湯灌とは、故人の身体や髪を洗い清め、化粧を施し、身支度を整える儀式のことで、湯かん師の方が、納棺前に儀式として行います。

    ■湯かんは必要?■
    清浄剤を使って身体の変化に対する保護手段のひとつですし、仏教の考えでは来世への旅装束を整えるという意味もあります。
    費用も掛かりますので、病院でエンゼルケアをすましていれば必ず湯かんをしなければならないわけではありません。

    通夜


    お通夜は、亡くなった人と最後の夜を共にし、別れを惜しむ場です。以前は葬儀の前日に親族やごく親しいが集まり、眠らず夜通しで行われるものでしたが、最近は、多くは夜18時頃から行い、僧侶の読経をし、焼香をして1時間ほどのものが多くなっており、葬儀に来れない方が通夜だけに来る場合も増えています。

    通夜式の後は会葬者と「通夜ぶるまい」といわれる、食事をして終わります。

    通夜の夜は、無理に夜通し線香を絶やさずに寝ずの番をしなくてもよく、7時間ほどもつ、渦巻き状の線香もあります。

    わが家は交代で葬儀までの夜を故人と過ごしましたが、葬儀スタッフの方によれば、夜は、自宅に帰ってゆっくり休む方も多いそうです。

    葬儀当日

    あくまでも我が家の場合なのですが、葬儀の当日を時間を追って記録してみました。大体のイメージがつかめると思います。

    葬儀の朝、「立飯」(たちは、またはたちはん)として、親族が故人様とする最後食事の意味で、巻きずしやいなりずしなどの軽食を食べます。

    葬儀 11:00~


    通常の葬儀は、火葬上の予定に合わせ、11時~12時から始め、約1時間程度で終わります。

    僧侶の読経、参列者の焼香、喪主のあいさつのあと、親族のがひつぎに花や思い出の品を入れてお別れをします。

    火葬 12:00~

    親族の代表者がひつぎとともに火葬場に向かい、火葬に立ち会います。

    骨上げ 13:30~

    火葬後1時間ほどで骨上げをします。火葬場の担当者が、どこの骨か説明しながら、骨つぼに足の指、かかとの骨、ひざ、骨盤・・順番にしたから頭蓋骨へと長い箸で親族がお骨を拾って収めていきます。

    初七日法要14:00~

    初七日の法要は、その後一週間でまた親族に遠方から集まってもらう負担を考慮して、火葬当日に一緒に行われることが増えています。

    精進落とし 15:00~


    一連の法要が済んだところで、精進落としという意味で食事をします。
    これは初七日の間は、精進料理を食べた習わしからきていて、忌明けの食事という意味でもあります。

    まとめ

    • 亡くなってから葬儀までは3日~4日
    • 臨終当日は病院などから葬儀社または自宅へ移送、安置
    • 湯かん・納棺をし、通夜をします。
    • 葬儀当日は昼前からはじまり、葬儀、火葬、骨上げ、初七日、精進落としまでおよそ4時間

    大切な方が亡くなってから葬儀にかかる全体の流れについてお伝えしました。

    葬儀が終わるまでは気が張っていますが、その後かなり疲れていることに気づくものです。

    その後も自宅での供養や四十九日法要など一周忌まで法要がありますし、様々な手続きもしなければなりません。

    ぜひ2~3日は体を休めることに専念するのをおすすめします。

    この記事も参考にしてください。葬儀後にやることは?法要から各種手続きまでこれだけわかれば大丈夫

    最後までお読みいただきありがとうございました

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